CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」に参加してきました

CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」に参加してきました。web制作におけるIA(Information Architecture)について、6時間/7セッションにわたるセミナーです。

CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」
CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」

各セッションと講演者は下記の通り。

  • 情報アーキテクチャの全体像〜ワークフローとケーススタディ〜
    長谷川敦士(コンセント)
  • プロジェクトマネジメントから見たIAの大切さ
    林 千晶(ロフトワーク)
  • IAの欠点〜IAの本来の目的と役目
    佐藤伸哉(so●y)
  • IAワークショップ〜LPOをテーマに〜
    坂本貴史(ネットイヤーグループ)
  • マークアップとIA
    小久保浩大郎(iA)
  • IAからWebサイトデザインへの突破口
    長谷川恭久(could)
  • パネルディスカッション

各セッションの詳しい内容については、tiwitterによる実況中継を見ていただくとして、感想など。(追って公式サイトからもフォローがあるはずです)

IAというと何か格好良くて、最先端のweb技術みたいな気がしますが、結局のところどこの現場でも行っている作業を体系化したようなイメージです。サイトの目標設定、ターゲット設定、コンテンツの整理・体系化、ラベリング、導線設計・・・。と、どこまで意識的に、明確に、明示的に行っているかというレベルの違いの問題かと。

ただ現実問題で言えば、たとえばきっちりユーザ調査してペルソナ作って全ページワイヤーフレーム書いてそれを納品物レベルのドキュメント化していたら、私が請け負っているような地方の大半の仕事は真っ赤になってしまう。もちろんやれるに越したことはないけど、クライアント企業の規模やリテラシーの違いをちょっと感じたところはありました。実際、数百ページレベルのリニューアルって地方ではかなり大きな仕事ですよ。まして数千、数万ページって・・・。

そうは言っても出来ることから取り入れて行きたいし、クライアントの理解を得てIA部分でもお金を頂けるようにしていかなければ成果の上がるwebサイトにはなり得ないとも思う。そういう意味では、今まさに変革期というか曲がり角にある気がします。CSS Niteの2009年のテーマが「スキルからセンスへ」っていうのも、そういった意味も込められているような気がしています。ただキレイな作れる、web標準準拠でコーディングできるとかというスキルの域を超えた、ビジネスとしてのセンスが求められているってことで。

ちなみに私がかなり必死でとったメモはこちら。
CSS Nite LP7(PDF:270KB)

そしてアフターパーティー(懇親会)。今日のセミナーの意見交換や名刺交換をさせていただいたり、日頃の仕事・事業について熱く語り合ったり、結婚とか恋愛とか普通の話もしたりと、楽しい時間でした。華やかそうに見える業界ですが、普通に仕事はしんどくてスタッフも普通の人なんです(一部そうでない人も・・・)。

アフターパーティー(懇親会)
アフターパーティー(懇親会)

こういう場に参加でき、一緒に考えたり悩んだりしながら日々の業務に活かせる(本当に活かせてる?と自問自答!)ことに感謝です。貴重な時間をありがとうございました。

CSS Nite in Ginza, Vol.38に参加して来ました。

「海外IA最新レポート:これからのIAが担っていく役割」と題し、コンセントの長谷川 敦士さんによる海外IAサミットの報告が中心のセミナーでした。何と言うか概念的にIAって難しい、と言うのが所感でしょうか。

レジュメとしては以下の通り。
 ・IA Summitとは
 ・企業情報アーキテクチャ( Enterprise IA)
 ・納品物フォーマットのトレンド
 ・Webエコシステム
 ・IAからUXへ

前半がWorldWideで開かれているIA Summitのリポート、後半がIAについての現状と今後って感じでした。エンタープライズIAからブランド論、納品物のフォーマット化、webエコシステム、広義のIA(big IA)と狭義のIA(little IA)という概念があり、IA(情報アーキテクチャ)はUXd(ユーザー経験デザイナー)だと言うことになり・・・と論点が移って行きました。

自分的な感想としては、IA(情報アーキテクチャ)とは何かと言うことが実は良くわかっていない、と言うことが再確認されました。消化不良気味ですので、この辺りについては自分なりに勉強してからCSS Nite LP7に臨みたいと思っております。

どうしても中小・零細企業の案件=予算が厳しい案件が多く、営業からP(プロデューサー)やD(ディレクター)、PM(プロジェクトマネージャー)などの職域が曖昧と言うか混然としているのが弊社の実態であり、そこにIAというものがどう絡むのか、というかIAって名乗ってないけど似たようなことやってる様な気もするし、そんなレベルで語れることでもないのかもしれないし・・・なんて思ったりしました。ただ、現状の混沌とした状態だと二度手間なことや問題発生時に責任の押し付け合いが起こる訳で、そう言った意味でも職域と職責をある程度整理する必要性は非常に感じています。

セッション内でも何度か出て来たワイヤーフレーム研究会については、たぶん「ワイヤーフレームコミュニケーション研究会」のことかと思います。ワイヤーフレームがIAでないとしても議論の対象になると言ういささか矛盾したような現象ですが、誰のためのドキュメントでどういった意味合いのものかと言う点については共通項があるのかもしれません。ワイヤーフレームについてもそれぞれで定義が曖昧と言えば曖昧で・・・堂々巡りですね。

なお、CSS Niteでは、通常スライドと音声がシェアされます。スライドは既にシェアされていますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

長谷川敦士氏(コンセント)によるセッション
コンセント・長谷川敦士氏によるセッション

CSS Nite in Ginza, Vol.38に参加します

CSS Nite in Ginza, Vol.38(2009年8月20日(木)19:00〜)に参加します。

「海外IA最新レポート:これからのIAが担っていく役割」と題して行われるCSS Nite in Ginza, Vol.38に参加します。9/12に行われる「CSS Nite LP, Disk 7(LP7)」の前哨戦と申しますかIAです。講師の長谷川敦士さんは9/12にも出演されます。最近IAってよく聞きますが、知っているようで分かっていない分野です。

今後のweb制作業者が低価格化の波に飲み込まれないために、何らかの武器を用意しておきたいと常々思っています。そう言った意味で情報アーキテクチャが一つのアイテムになると思います。
と言うことで、当日行かれる方、よろしくお願いします。

追伸:
当日はPokenを持って行きますので気軽にハイタッチしてください。
そして18きっぱー(造語)で日帰りです、がんばれ自分。

CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」に参加します。

2009年9月12日(土)に開催されるCSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」に参加します。

「IA(情報アーキテクチャ)って何だよ」と聞かれるとちょっと答えに窮する、まして「これからはUXだ!」とか言われると逃げ出しそうになる私ですが、webサイトを「キレイ」「簡単」「安く」作れる環境が急速に広まっている昨今、我々制作会社に求められるものも変わって来るのではないかと思っています。

上記の「キレイ」は当たり前、プラスαの価値を提供できることで「簡単=誰でもできる」が「プロの力が必要」に、「安い」が「お金の取れる」に変えて行けるのではないか、そういうweb制作会社でなければ生き残れないという危機感を強く持っています(か、安く使われるか。地方にはまた別の事情もありますが)。

その答えがIAにあるのかはわかりませんし、IAだけが答えではないとも思います。ともあれ、成果のあがるwebを立ち上げ運営するために求められる資質ではあると思います。と言うことで、予習なんかをしつつ、勉強+懇親会を楽しみにしています。

追伸:
当日はPokenを持って行きますので、見かけたら是非ハイタッチをお願いします。一緒に行こうという方も絶賛大募集中です。

CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」