地方とクルマ社会と高齢化と

コミュニティバスが富士川越えに東名高速を利用とは考えたものですね。

私が住む富士市は静岡県の地方都市です。クルマ社会ですので、18歳以上と高齢者以外はほぼ免許を持っていると思って間違いないと思います。駅前の商店街はシャッターが降りた店が目立ち、夜のお店ばかり。郊外には大型のショッピングセンターや駐車場付き専門店が近接する地域が繁盛しています。

それでもこれまでは良かったのかも知れません。しかし、高齢化や障害で自分で運転できない方が増えて来たら、郊外型クルマ社会都市は崩壊ですよね。そう言う人のために四六時中運転手が必要になっちゃいますから。公共交通機関と言えばJR東海道線とローカル私鉄(岳南鉄道)、富士急バスくらい。お世辞にも便利とは言えません。

そこで新聞ニュースの話。昨年、富士市は隣町の富士川町と合併し新生・富士市となりました。富士川と言う比較的大きな川で隔てられた両地区をつなぐ今回の実証実験が成果を上げ、旧富士川町地域とのアクセスが少しでも便利になれば、市町村合併の効果も合ったと言うものです。そう遠くない将来訪れる高齢化社会に向け、何かしらの対策になればと期待しています。地方都市の問題は、脱クルマ社会、クルマがなくてもさほど不自由しない町作りにあると思います。

うちのおばあちゃん、80過ぎても現役ドライバーですよ。大きな荷台のある白いツーシーターの軽自動車ですが。

静岡新聞webより
コミュニティバスの東名活用
富士市が年内実証実験富士市は昨秋合併した旧富士川町地区と市街地を結ぶ新たなコミュニティバス路線として、市域を横断する東名高速道路の活用を計画している。合併でともに同市内になった富士川サービスエリア(SA)のスマートインター(IC)と富士ICを使うアイデアで、同一市内の短距離バスで高速道路を利用する例は全国的にもまれという。年内に実証実験を始め、ニーズを見極め本格運行の可否を判断する。

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