days in hourglass

映画な日々【プラダを着た悪魔】

仕事と恋愛は両立しないのか。周りの理解は必要ですが。でもミランダは文句なしにかっこいい。

超一流ファッション誌RUNWAYのカリスマ編集長且つ嫌みなタカピー女ミランダ(メリル・ストリープ)の元に、ファッションに興味なしでジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハサウェイ)がアシスタントに雇われる。ミランダにやられ放題なアンディは、ミランダを見返すためにも仕事をこなしていくためにもファッションに目覚め、やがて仕事も認められてパリコレに同行することになる。しかし、私生活は彼氏とすれ違い・・・

というのが物語の筋なんですが、アンディのサクセスストーリー・・・のはずが、パリであっさりキャリアを捨ててしまいます。最後にはミランダに認められるまでに成長する訳ですが、元カレとやり直してジャーナリストを目指すと。「自分らしく生きるわ」と言えば聞こえは良いのですが、そんなのでいいんですかと問いたい。

キャリアを積むため、ファッション誌で働くのだからファッションを知ろうとすることは当然のこと。仕事上で競争に生き残らなければキャリアはのばせない。それを否定して「自分らしく」とは残念な展開です。映画は新しいスタートを切ってエンディングなのでいいでしょう。しかし現実ではリスタートで、同じ状況は遅かれ早かれまたやってきます。この映画を見て感化されてはたまりません。

さて、物語の展開はともかく、映画はスタイリッシュでクールです。衣装の一つ一つ、小道具、音楽、何もかもがかっこいい。画面を眺めているだけでも憧れます。ブランドものの数々についてはよくわかりませんが、モノがいいということがひしひしと伝わってきます。そういう意味で見ていて非常にワクワクしました。

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